バイクのビデオ ~ 1983 GRAND PRIX 総集編 [DVD]2012/04/15 07:44



今年もGPが始まった。

去年と変わったこと。
125ccクラスは4stになって、キレが鈍くなったようだ。シャシやタイヤが向上する一方で、エンジン出力を抑え込めば、スリップ&ブレーキングの胃が痛い勝負になる。スリルは増えるけど、爽快感が減ってしまうのは、上のクラスと同じか。あと、MotoGPに市販車クラス?脈絡が・・。

今年も変わらないのは。
テレビ中継の、最大クラスの某・解説者がしゃべりすぎでウルサい。しかも、しょっちゅう嘘を言う。何とかならんのかなコイツは・・・。

と、今の話をし出すとグダっぽくなるので、例のように、昔話をしよう。

GPを振り返ると、もう一回見たいと思わせるレースはいくつかあるが。シーズンの展開として、一番印象が深いのは、私の場合「ケニーvsフレディ」だ。(歳がばれる瞬間) その映像を端的に見られるソフトとして、これを久しぶりにPick して見てみた。

シーズンの展開を追えるほど細かい作りではない。1983年の#10 イギリス(シルバーストーン)と、#12 サンマリノ(イモラ)の2戦だけ、インタビューと本戦の様子を収めている。見た感じ、「あの頃の雰囲気をざっと拾える」に近い。

もう、30年近く前になる。

ライダーは、みんな若い。
今や息子が走っているロケットロンだって若いし、マモラだってまだ黒い髪の毛がちゃんとある。バリーシーンは相変わらず運営側の文句をグチっていて、スペンサーはまだ小僧だった。だから、あんなチャランポランでも許してもらえてた。ちなみにケニーは、初めっからオヤジ顔だった。(笑)

バイクも懐かしい。
今のレベルから考えると、タイヤも車体も、いろいろショボイ。エンジンもフレームも、ギリギリだったり、ちぐはぐだったりだ。そこで、職人技の美しい動バランスと、ちょっと無鉄砲な冒険が混在している。サーキットの運営もスムーズじゃないし、チームやライダーの雰囲気も、今ほどはビジネスライクに冷たくない。作り物っぽい演出がない分、リアリティが強い。

なんだか、面白みが、今とは違う気がする。
その差は、ツールド何とかとか、野球とか、他のスポーツでも、同じのようにも感じられる。

確かに、今の方が「進歩」はしていて、スピードも荷重も野放図だ。その分、三途の川には近づいているわけで。どっちがいいのかは、よくわからない。
(サーキットのセーフティゾーンのような、安全面は確かに進歩しているのだが。死人は出続けている。それが、むしろ「車体の特性」そのものが原因のように見えていて。どうにも、気になっている。)

どうだろうか。
何か、見落としているような気もするのだが・・・。


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DVDは輸入が安かったりですが、国内版は字幕があって見るのはラクです。
1983 GRAND PRIX 総集編 [DVD]

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