バイクの本? 女ふたり原付で東日本縦断して水曜どうでしょう祭に行って来た!2014/12/28 08:16




そういえば、最近、バイクの話を書いてないなあ、と思い。
(一瞬、白黒写真のサイトになりかけていたし。)
ネタ探しに、本屋を覗いてみた。

出張帰りの、都市部にある、ちょっと大きめの本屋。
雑誌から単行本まで、結構な冊数が並んでいた。
なのに、相変わらず、マトモに読む気がするものが、ほとんどない。

雑誌は、相変わらず、物欲ファンタジーに浸っているし、
著者だけは楽しそうな、恵まれたツーリング記とか、
できもしないんだが、詳細なメンテ集とか、
「バイクの歴史」てたって、単に昔のバイクのカタログ集かよオイ・・・

テレビをつけてはみたものの、チャンネルを一通りナメて、諦めて消す、みたいな手つきをもう一度。(笑)

そんな中で、唯一、読んでやろうかなと思ったのが本書だ。
えらく緩いマンガである。

「もう、これでもいいかあ・・・」という感じでもあったのだが。
意外と、バイクの楽しみ方のプリミティブな部分が書けているような気もして。

危ない危ない・・・

内容は、バイク初心者の若い(?)女性が二人、北海道で行われるイベントへの参加を目指し、スーパーカブで、埼玉から北に向かって本州を縦断するというものだ。

イベントというのは、副題にあるテレビ番組のファンが集う、お祭りだそうだ。

その番組だが、ご存知の方も多いと思うが、役者さん2人があちこちを旅する様子を、緩い映像で紹介するシリーズものだ。クルマで付いて回っているディレクターとのダラダラ喋りが、音声にずっと入り続けているのが特徴。初めは北海道の地方局から始まった番組だが、その後ブレークして全国に展開されて、とても濃いファンが、今でもたくさん居るらしい。(無論、本書の著者も含まれる。)

この番組の企画で、スーパーカブで旅して回る一連のシリーズがあった。(国内を一通り回った後、 ベトナム まで行っていた。) 最近でも、再放送でたまに見かける。本書は、そのマネをしながら、番組のイベント会場にたどり着こうと、そういう企画だ。(必ずしも本人たちの希望ではなく、このマンガのための企画のようだが。)

にしてもだ。
バイクは、全くの素人。
免許くらいはあったらしいが(クルマの)、原付の講習を受ける所から、話は始まる。

ヘルメットなどの基本的な装備は購入する。
(番組のマネなので、インカムは必須らしい。←後に雨で壊れかける。)

バイクとカッパはレンタルで済ませる。
バイクで行くのは往路のみ。(北海道で乗り捨て。)

新潟→秋田→八戸→苫小牧→札幌、9日間の旅。
えらく遠回りしているような気がするが、ルートも番組のコピーのようだ。

なにせド素人なので、いろいろ怖い目、危ない目に合いつつも、郊外に抜けて、交通量が減ってくれば、まあ何とかなるかな、という感じ。

よかったね。
弱いと見ると、嫌がらせをしてくるようなのは、必ず居るからね。

その辺りの展開は、まあ想像通りだし、基本、番組の内容の追体験が目的なので、ああ、あの時のシーンそのままよね~!のような「感動の場面」を挟みつつ、話が進む。

ただ、番組と違って、後ろからサポートしてくれるスタッフは居ないし、モノがバイクだから、雨が降れば濡れるし、寒ければ冷える。オンナ二人、艱難辛苦を耐えつつも、何とかブチかましながら、無事、目的地に達する。その様子は、プチ・アドベンチャーツーリングとも言えて、妙に楽しげにも見える。(カブのツーリング記としても、以前見た このあたり より、全然いい感じだ。)

無論、彼女らの目的の半分以上は、番組の生誕の地である北海道のTV局を訪ね、イベントに参加することなので、本の後半は、そっちの方にページが割かれている。

終盤に炸裂する「ランブータン」て何のことかと思ったが。本の初めに、ちゃんと紹介してあった。気になる方は、本書を参照されたい。(あれは、座り仕事人には付き物でね。厳しいやね。笑)

そんなわけで、絵はチャチいし話は単純だしで、しょーもないマンガではあるんだが。妙に気取った所もない分、 ムカッとくる こともない。

アハハと笑って気晴らしする。
その用途には、もってこいだ。

しかし、それにしてはちょっと高いので。
誰か、知り合いが持っていたら、借りるのがベストかな。
(この番組のファンが身近に居たら、狙い目かと。買わせても良し。笑)


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女ふたり原付で東日本縦断して水曜どうでしょう祭に行って来た!

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