バイクの本 ~ The Manx Norton2012/04/08 08:39



言わずとしれた、シングルシリンダーのレーサーである。

ぱっと見だが、シンプルでバランスが良くて、公道でもおいしく使えそうな感じに見えていて。以前から、一人で勝手に注目しているのだが。

お題は、
「構造がシンプルで、乗ってて楽しくて、それなりに速いもの」
・・・意外と無いもんなんである。

おいしそうでないすか?

随分長い間、現役で使われていたのは、整備性や耐久性も優れているからだろう。

でも、その辺で見かける機体ではないし、実情は良くわからない。
(わかったところで、公道では使えないのだが。)

でも、「コレ何だろう・・?」と思いながら知らないでいるのはキモチ悪いし、基礎的な知識くらいは持ってないと、イザという時(って何だろ)に困る。

だから、使えそうな本を見つけたら、安いうちに買っておいて、後でじっくり読む・・・ことにして、しばらく本棚に飾っている。背表紙が目立つ厚めの本なので、見栄えもグーだ。(アホですな。)

目次

FBです。
フェザーベッドですよ。フェイスブックじゃなくて。

やっぱり、市販車ちっくなエンジンには見えないかな。

乗り手の目線

側車はもとより

このエンジン、4輪のレーサーにも使われていたそうだ
「古きよき英国」な風景ですな。


過去に広く得た「評価」が、今でも目の前で動くから、ビンテージには価値がある。
その「評価」が、今でもうなずけるなら、なおさらだ。
スタンダードとして説得力があって、それなりに定着している「個性」。
この種の存在感は、日本車には、本当に少ない。

プライスタグが高いからって、価値があるわけじゃない。(ぼったくりは、いつでも多いが。)
ただ古いってだけで、価値になるわけではないのだ。
そこを、見分けられるようにならんと。


Amazonはこちら
Mick先生だけど・・・。ま、しょうがないかな。本家イギリスだし。そうそう間違いもない・・・といいんだが。
The Manx Norton

コメント

_ moped ― 2012/04/14 10:23

まいどです。

ノートンに強い興味を持ったことはありませんでしたが、
改めて、フレーム・エンジンを眺めていると、乗ってみたくなりました。

当時の細いタイヤを含めて、丁度良いバランスだったのでしょうね。

それにしても、単気筒エンジンは試作品みたいで、
燃焼の研究とかに、いまでも使えそうな題材です。(笑)

_ ombra ― 2012/04/14 17:22

どうもでーす。

> それにしても、単気筒エンジンは試作品みたいで、
(笑)、確かにそうですね。

設計・製造時にキッチリ詰めてしまうと、結局は、使い捨てになる。
チューンの余地を残したり、整備で長く使おうとすると、ある程度の無駄、というか余裕は、必要になる。
こいつは、その「間」に居られた、幸福な時期に生きたような気もします。

こいつはたぶん、まるで公道では使えません。
歴史に「たら・れば」はご法度とも言われますが。
もし、これがこの後も熟成を進めて、今の世にも残っていたとしたら。
どんな形になったろうか。
そんな夢想をしてみるのも、私は好きですし、そこで見られるだろう「厚み」のようなものが、今の市販車には欠けているのを、残念にも思うのです。

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