バイクの本 「Illustrated Moto Guzzi Buyer's Guide」2012/08/12 06:41



バイクの話だが、先週に続き、
   ・バクチは、自分のカネで打たないと うまくならない
   ・他人の金でバクチを打つヤツは、信用できない
の件の続き(?)である。

先週の、Nortonを星の数でレーティングした本。
あれって、どんだけ合ってるものなのだろうか?。

それを確かめるには、既知の答えと照合すればいい。
というわけで今回は、Guzzi をレーティングした本を取り上げてみる。

最初にお断りしておくが、これも先週のと同じ、洋書屋で買った古っるい本である。情報としても古いので、そのつもりでご覧いただきたく。

目次

まずは、パラパラめくって楽しみましょう。

ラッタッタ~、って歳がばれるな。

イタリアの婦警さん。
清楚な笑顔が素敵!。
これなら捕まっても・・・あ、いえ。
下心はありません!少ししか。
(余談だが、白バイスタイルが無理なく決まるって、やっぱ素性が違うと思う。国産白バイの、あの、何だか取ってつけたような感じとは、違うでしょ?。)

さて。
では、本題の(?)レーティングを見てみましょう。

初期の小さいの

その後の小さいの

実用車

ま、この辺は「お付き合い程度」と。

水平シングル
さすがに、元祖ファルコーネあたりは、けなせないらしく。

Vツイン


スポーツ系で、古めの方が点が高い。
ほぼ、巷の下馬評どおり。
てか、巷の下馬評が、この辺の資料に引きずられているんだろうけど。

小さいVツイン
Larioなんか 、けちょんけちょんだ。乗り味と、設計(4バルブヘッドの初期トラブル)の両方で、けなされている。

こんな感じなので、このレーティング。
やっぱり、さして信用できない。

その辺の雑誌の記事や、チョイ乗りの印象なんかの断片的な情報に、著者の趣味をかけ合せただけ、のように見える。
ま、この本の場合、著者があのMick先生なので。古めのスポーツ車のレーティングが高いのは、先生がそういうのが好き、というだけの話だ。

バイクを買うことを「投資」として見るならば、同じ類の人が多いようなので、回収の見込みは高い方ですよ(確率の話で、実際は当たるも八卦)、という読み方もできるのだろうが。

甘いな。(笑)

いつぞやも書いた が、Guzzi が評価されたのは、スポーツモデルだけではなくて、量や金額からすれば、むしろ、もっと実直なやつとか、足用のモデル、仕事グルマなどだった。そういった、地に足の着いたリアリティがGuzzi の真髄なわけで、どうせ乗るなら、その辺を感じられる機種がいい。生産台数も多いから、「その辺に転がっている」確率も高いし、お値段的にもこなれている。同好の士が多ければ維持管理もラクだろう。中古車ライフとしては、よほど賢いし、おトクなはずだ。(欧州は、という但し書きが付くが。)

つまり、このテの本は、適当なモデルをホイと買って、ああGuzzi ってこんななんだ、ふーん→ポイ、てなタイプの人が、なるべく損をしない「銘柄」を、手っ取り早く知るのが目的と見える。
単純に、「扇動」とも言う。
(日本では、Guzzi は買価は高いが売価は低いので、これも当てはまらない。)

まあきっと、Guzzi は幸せな方だろう。
実際にGuzzi に乗ろうなんていう「独特な皆様」は、人の意見なんざアテにしないだろうから。実害は、さほどないだろう。(笑)

さて。
余談に戻ろう。

ちゃんとしたメーカーは、実用車がいい感じだ。

妙に物欲しげでない分、今のより潔くて、いい感じに見えるのは、身びいきかな。

うん。
なんか、久しぶりにイタ車を書いて、自分でもスッキリした。(笑)


Amazonはこちら
私の持っている古いの。
Illustrated Moto Guzzi Buyer's Guide (Illustrated Buyer's Guide)

改定版(てたって1995年だが)
Illustrated Moto Guzzi Buyer's Guide (Illustrated Buyer's Guide)

コメント

_ moped ― 2012/08/13 14:05

まいどです。

この本、私も持ってますが、なかなか再読する気になりません。
レーティングは納得し難いし、それ以前にバイクをモノとしてしか見ていないのを感じるからです。
だったら、Guzziでなくてもいいじゃんと成りかねません。(苦笑)

>(日本では、Guzzi は買価は高いが売価は低いので、これも当てはまらない。)

確かにそうですね。
クルマでいうと、アメ車、あるいは英国車(ジャガーとか)でしょうか。(笑)

でも好きな人にとっては、リセール価格で選ぶわけではないので、
どうでもよいことです。

_ ombra ― 2012/08/18 09:47

どもです。

当時はGuzzi の本なんて珍しくて、日本では紹介されていないマイナーな車種も網羅していたので、真新しかったし、それなりに便利でもあったのですが。今見ると、ずいぶん恣意的な書き方だなあ、とウンザリする所がありますね。

改めて見てみると、確かに、今、我々がGuzzi に楽しく乗れていることと、何のかかわりもない情報なので。ナンなんだろうなあコレ、と思います。

バイクを投資と見るにしても、本の著者が、損益に責任取ってくれるわけでも何でもないので。いい加減なもんです。

_ まーに ― 2013/07/16 21:33

やっぱCB真似っ子ベネリOEMは無視ですか・・・
デ・トマソ地獄で泣いてるでしょう・・・

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