闘う車いす ― 2020/03/21 16:24
「OXエンジニアリング」
競技用の車イスのカスタム製作を生業とする店である。
私がずいぶん昔にお世話になった、バイク屋のその後の姿でもある。
個人的に、この業界には、前から興味があった。
義手・義足のワンオフ。
仕事として、面白そうだ。
人の役に立っている実感が、ダイレクトにある。
ワンオフのアイデアを出すことと、手を動かして作ることの両方が、私の趣向と合っている。
この本は、その「競技用 車イスのカスタム屋」の来し方を追ったものだ。
少人数の小さな会社だが、それなりの変遷を経ている。
バイク屋当時からの生え抜き(その昔、バイク屋を始める時に、石井社長についてきた、元・若い衆)は二分して、バイク屋の方は、そっちを希望して残ったメンバーに売っている。
車イス屋の方も、業態拡大の意図もなく。(市場のパイがこんなもの?だからかもしれないが。)カスタムバイク屋のノリで、もっと速ええの、カッコいいの!という感じで、社長以下の古参のメンバーが、楽しく(?)やっているようだ。
たぶん、中小の工場、そのものの雰囲気。
面白そうではある。だが、現実的には、この歳のオサーン(しかも別業界)が、仕事覚えます給料下さい、なんてワケには行かないだろう。陰ながら応援するに留めておくとしよう。
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闘う「車いす」―車いす革命の旗手たち
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