書評？いえ読書ログ

寒さが、底を這う季節。

この季節になると、無性にこれが聴きたくなる。

ポルトガル、マドレデウスの、ファーストアルバム。

アコーディオン、チェロ、ナイロン弦のギターがかもす、
アコースティックな響き。
テレーザの、澄み切った、キレの良いヴォーカル。

後年、厚み深みを増した彼女の声もいいのだが、
透明感は、この時代（若い頃）が勝っている。

冬の音楽・・・

・・・これを聞くと、思い出す風景がある。

寒い季節に、バイクでマスツーリング。
高速のSAで、休憩の時。
ただでさえ、身体が凍りつくようなのに。
ソフトクリームを食べているメンバーがいた。

・・マネしてみると、これが実にうまかった。（笑）


真冬のソフトのその人は、厳しい状況でも、いつも
そこはかとなく笑っているような人だった。
にこやかで、余裕で、でも鋭くて、懐が深い。

バイクとは関係ない、全くひょんなことで、
亡くなってしまったのだが。

その人のことは、いずれ書くことがあろうかと思う。


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Os Dias Da Madredeus
MP3版の方で、視聴ができます。