コメント

_ 1km-diver ― 2014/02/15 18:35

失敗カウンターでコメントさせて頂いた者です。

失敗と成功は密接に関係するものですが、背反ではありません。
なので成功へは、失敗からスタートするアプローチと、成功からスタートするアプローチがあり、理想的には両方を実践することが望ましいと思います。

その上でハンドルバー左に「失敗カウンター」をつけるという海外のマネージメント手法を導入したとの記事を見て、結構驚いたのですよ。

失敗カウンターも成功カウンターも、似たようなものだと思いました。
自分の目が肥えれば、失敗カウンターは増え、成功カウンターは減るでしょう。

マネージメントの手法なので、どちらのカウンターでも問題解決につながり、またどちらのカウンターでも不十分です。

だからどちらも等価か???

失敗の極限状態は、自走不能なほどのドライバーの怪我や、車両の破損で、カウンターはそれを境にゼロを示し続けます。
最後にはカウンターの増減は、ライダーの意思とは別の物になります。

成功カウンターは漸近的に減り続け、それでいてゼロになることはありません。
もしゼロになったら、公道ライダーであれば「つまらなくなった」訳で、公道バイクに乗ることも無くなります。
楽しく乗っている間は、カウンターがゼロにはなりません。
最後までカウンターの増減は、あくまでライダーの意思によることになります。

・・・・・・・・・・・というような事を考えて、逡巡してしまったという訳です。


公道バイク研究所は、googleで「ドゥカティ」「ST」で検索すると、かなりのページ数をめくると出てきました。

レースの将来のドキュメントが、一番面白かったです。

_ ombra ― 2014/02/16 09:11

「成功カウンター」ですが、どうも、マジメにご提案いただいていたようで、その節は失礼しました。(右にカウンターをつけると、アクセル・ブレーキと操作がかち合うからムリだよなあ、などと即物的なことを考えていました。)

「失敗カウンター」の方ですが、私自身は実践していません。
記事に載せた写真もそうですが、本にあるものを紹介しただけです。
ブログの趣旨として、本にあることの要旨と、私が感じたことの、基本的な所をお伝えするだけで、それが正しいのか、実際に応用するのか、するとしたらどうやって、の辺りの判断は皆さんにお任せ、というスタンスでおります。

いただいたコメントには、これがマネージメント法だとも書かれていますが、そも、この手法には、何かを測ったり、制御したりといった意図は、あまりないようです。それ以前の、何かを始めるにあたっての心づもりの方に、主な効果があるように書かれています。

誰だったか、有名なGPレーサーだったと思いますが、サーキットで早く走ろうと思うのが「モチベーション」、朝、サーキットに行こうと思うのが「デタミネーション」というようなことを言っていましたが。モチベーションをコントロールするのがマネージメントなら、こちらの方は、それ以前の段階、determinationの方に、より近い意味合いかと思われます。

この本の目的は、バイクを操るということが、脳科学、認識論、スポーツ工学的にどう理解されるのかを解説することであり、そのためのノウハウの一端を紹介することにあります。

また、著者は、ライディングスクールのインストラクターのようなこともやっているようで、バイクはこう乗るべき、といったカリキュラムといいますか、方法論を体系的に持っていて、それを人に伝えることを生業にもしています。普段、街中で見かけるライダーのお茶目っぷりを苦々しく眺めていたりもしているようで(笑)、どちらかというと、できないことを埋める、欠点を正す方向の書き方が多いようです。だからといって、まず失敗を正すことが成功につながる式の考え方の人かと捉えると、また違うようなので、注意が要ります。

仰る通り、成功と失敗は直接に表裏にあるものではなく、ある程度は関わりなく、別個にあるものです。しかし、課題というか目標といいますか、「できるようになりたいこと」はできないことの方にある、と考えると、言葉が違うだけで、同じことを言っているようにも思えます。公道で「やりたいこと」というのは、スピードとかタイムなどの即物的なことを据えるとすぐに行き詰まりますから、うまく乗る、かっこよく乗る、安全に、スムーズにといった、抽象的なことの方が多いでしょう。だから、なおさらです。

まあ、スタートの動機がどうあれ、目的が「成功」の方にあるのは同じで、そのためにはどうするか、といった方法論の方に、この後、話が移って行きますので。またご参考になさってください。

実は、私の興味はまた別の所にあって、簡単に言いますと、「血の通った、生きた道具としてのバイクとはどんなものなのか」を、本書が、横からあぶり出してくれるのではないかと、少し期待しながら読んでいるのですが。そちらの方も、何か掴めたら、またまとめたいと思っています。

ブログを拝見しました。
あの水冷を、ご自分でここまでバラして維持管理されるとは。
感服いたしました。
私は、自分で整備したルマンには、怖くて乗れません。(笑)

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