写真の本 戦争と平和:<報道写真>が伝えたかった日本 ― 2015/09/12 06:05
戦時中の報道写真についての本だ。
図書館で見かけて、題名借りした。
でも、ほとんど読まなかった。
パラパラめくっただけだ。
この、意図が入りまくりの画像に、耐えられない。
一部、悲惨な状況を真摯に伝えようという真面目さを感じさせるものもあるのだが。やはり、どうにも、わざとらしい。
まあ、戦時中の報道写真なので、「こういうのを撮れ」というクライアント(国や軍)の意に沿うべく撮られた写真だから、わざとらしくて当たり前なのだが。
写真は、真を写すと書く。
しかし、ご存知の通り、写真が真実を写すことは稀だ。
むしろ、都合よく、または都合が悪いところを隠すべく、意図して撮られる事がほとんどだ。
プロなら尚更。
本当は、違うと思うのだ。
ひょいと表層ににじみ出た、瞬間の様相。そこに人は、何かを感じ取る。
音楽と同じだ。一番いいメロディーは、楽しい時に無意識に出る鼻歌だ。
アマチュアなら尚更。
歴史というのは、後世に伝わった広告のことなんだろうか。
そうは思いたくないのだが。
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