◆ (単行本) 2030 半導体の地政学 戦略物資を支配するのは誰か ― 2024/02/03 09:42
半導体というと、技術や商売の話が多いが。本書は、それを政治から眺めた本と言える。
業界の行く末を考える際、確かに、政治は大きく影響する。それだけに、情勢は一定せず動きが速い状況をフォローして見せるのが、本書の目的であり独自性と期待された。
が、一読した所、独自の情報ソースはあまりなく、ワールドニュースのレベルで一般に報道されている内容がほとんどと感じた。
情報を並べて、流れとして示し、その延長を予測して、将来像を見せるのが、本書の白眉のはずなのだが。そこも、淡白に終わっている。
この辺り、誤謬を独自性と糊塗する例が実に多い日経新聞の体質が、そのまま表れているように感じた。(端的に、信憑性が薄い。)
2年少し前の刊行だが、動きが速い分野だけに、既に古さを感じさせる内容だった。と思ったら、案の定(?)、間もなく増補版が出るようだ。出す方にとっても、チョイ変で何度もしゃぶれるという意味で、マーケティング的にオイシイ本なのかもしれない。
Amazonはこちら
2030 半導体の地政学 戦略物資を支配するのは誰か 単行本(ソフトカバー) – 2021/11/20
増補版(の予約)はこちら
2030 半導体の地政学(増補版) 戦略物資を支配するのは誰か 単行本(ソフトカバー) – 2024/2/15
業界の行く末を考える際、確かに、政治は大きく影響する。それだけに、情勢は一定せず動きが速い状況をフォローして見せるのが、本書の目的であり独自性と期待された。
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情報を並べて、流れとして示し、その延長を予測して、将来像を見せるのが、本書の白眉のはずなのだが。そこも、淡白に終わっている。
この辺り、誤謬を独自性と糊塗する例が実に多い日経新聞の体質が、そのまま表れているように感じた。(端的に、信憑性が薄い。)
2年少し前の刊行だが、動きが速い分野だけに、既に古さを感じさせる内容だった。と思ったら、案の定(?)、間もなく増補版が出るようだ。出す方にとっても、チョイ変で何度もしゃぶれるという意味で、マーケティング的にオイシイ本なのかもしれない。
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