「言語を生みだす本能」 ― 2011/12/04 07:23
言語能力と本能について考察
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題名から、言葉と本能の界面について、何か知見が得られるかな、と思ったのだが。
言葉は本能的に作られるもので、その逆ではない、ということが、くどくどと述べられているだけだった。
音声による情報伝達というのは、人間以外の動物でも、なかば本能的になされているので、言葉がまるきり後天性だ、というのも極論だと思うが。この複雑な文法を持ち、地域や世代や教育の影響も大きい「言語」が、まるきり本能による、というのも極論だろう。その辺の区分け(定義)から始めた方がよさそうな印象だ。
大体、言葉の神秘性について、言葉で考えていて、わかるもんなんだろうか?。
しかし、くどい本だった。
せっかく頭がいいのだから、もう少し工夫なり技なりが欲しい所だ。
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言語を生みだす本能〈上〉 (NHKブックス)
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