バイクの本? 「ドラネコロック」2012/06/17 08:08



うーん・・。
これを「バイクの本」と言っていいものか・・・いや、やっぱ違うよな、とは思いますがハイ。
正しくは、「バイクも出てくるマンガ」かな。

先週の、「一昔前のバイク風俗を伝えるはずが、低調だった」エントリーのカウンターとして、挙げておこうかと思ったのだが。もっと低調かもしれない。
ま、せっかく書いたので。一応アゲておく。

私は、この当時(70年代後半)、リアルタイムでは読んでいなかったが。先日、実家で発掘した「マカロニ」が妙に子供たちにウケて、その余波で同じ作者のマンガを買い求めた由。

70年代風味の、スラップなお笑いだ。
私などは、はっはっは「◇」、とサングラス&ひし形の口で笑えてしまうのだが。即物的かつ刺激に慣れた今の若い人には、受けないだろう。(ウチの子らには受けてるけど。)

この、自分の欲望に「素直」・・・て以前の、「もろ単細胞」な考え方、感じ方は、ある意味、あの頃の空気をよく伝えているような気がする。
そうそう、あの頃はこんな感じだった・・。

族なんて、実際は言われるほどはエラくも楽しくもなくて、だって普通に見れば、少なくとも「滑稽」だった。だからセンパイは降りちまったし、オレらだって混じろうとは思わなかった。
皆んな知ってた。「これはマンガだ」って。
だから、これで笑えたんだ。
みーんな、健全な悪い子だった。(笑)

そんな感じで、例えば、最近の劇画調のバイクマンガなんかより、妙にリアルに見えることもある。

バイクも、よく描けてるんだよね。

これができたらスゲエな。今度、練習してみようかな・・。
軍隊上がり・・・。あばれもの世代、第一期生でありましょうか。


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筆者によるベスト集だそうだ。まだ新刊で買える。
450ページもあって、この値段。満腹である。
ドラネコロック (秋田文庫 4-4)

コメント

_ moped ― 2012/06/17 09:35

まいどです。

>バイクも、よく描けてるんだよね。

おっしゃる通り、バイク漫画で有名な、アレとかソレよりも、
描き方はうまいですね。

バイクのリアルさと、デフォルメされた登場人物とのギャップが、
見ていて面白いです。

_ ombra ― 2012/06/23 06:25

毎度コメントありがとうございます。

私はバイクのマンガはあまり見ないのですが、昔、マンガで流行ったり復活した車種(ゼッツー、カタナ、ニンジャ・・・)があったせいでしょうか、特定の旧車を妙に強調して取り上げるものが、散見されるようになったと思います。

マンガやゲームなど、複数メディアでいっせいに顧客を囲い込む「ポケモン商法」が、バイク業界にも浸透してきたのかもしれません。

こういう、古いマンガなんかをたまに見ると、そういった、欲というか、恣意的な所がないなあ、と感じます。
だから、ホッとするんでしょうかね。(笑)

そういう「素な」バイクマンガがあったら、また読みたいです。
もしお勧めをご存知でしたら、教えてください・・・。

_ まーに ― 2013/07/16 22:01

これは明確に資料を参照したんでしょうね。
あれだけ音楽ネタはブチ込んでいたのに、バイクネタはないし、
締め切り地獄で乗る暇無いだろうし・・・

海外でも評価の高い某劇画家も、8年くらいは端役のBMCミニ
以外はすべて初代ダイハツ・シャルマンでした。本人乗ってた?

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